令和6年度第二回須賀川市俳句ポスト入選句

令和6年9月から令和7年1月にかけて、3,288句(1,601人)の投句がありました。1月29日に選句会を開き、一般の部で4句、子どもの部で36句が入選句として選ばれました。
<一般の部>
一隅に秋刀魚眩しく売られをり
伊藤和代 福島県須賀川市
木犀の大樹に添へば旅のひと
木村隆茂 福島県福島市
虫時雨すーつと通る針の糸
関根邦洋 福島県須賀川市
神炊館の句碑の数々蟬の羽化
渡辺圭子 福島県須賀川市
<子どもの部>
ふらなくてゆめのなかだけゆきがっせん
佐藤稜久 須賀川市立第一小学校一年
さむいひもともだちいればさむくない
芳賀充祥 須賀川市立第一小学校一年
あがるたこわたしをのせて青空へ
石川楓 須賀川市立第三小学校一年
こうていのゆきのベットにねころんだ
常松陽翔 須賀川市立第三小学校一年
ぼくのたこかってにいとをひっぱるよ
栁沼叶夢 須賀川市立第三小学校一年
山のぼり手ぶくろくろくそまったよ
園田惺己 須賀川市立阿武隈小学校一年
こおろぎのうしろをぴょんぴょおいかける
矢部匠真 須賀川市立白方小学校一年
ジャンプしてふかふかのゆきぼくのかたち
大寺陸翔 須賀川市立第一小学校二年
雪の中まけずにそだつぼたんのめ
鈴木りんか 須賀川市立第三小学校二年
なつがきて大きいかぜがこうていに
遠藤羽那 須賀川市立柏城小学校二年
あさの日がひかりかがやく六月だ
近藤伊生貴 須賀川市立柏城小学校二年
楽しいなこおった水をわってるよ
石口陸 須賀川市立第一小学校三年
ザクザクと足音鳴らすしも柱
川村旭大 須賀川市立第一小学校三年
しゃかどうをいろどるゆきのさんぽみち
小髙由結 須賀川市立第一小学校三年
雪ふった地きゅうの白いかみの毛だ
八木沼新太 須賀川市立第一小学校三年
れんこんが電車みたいにならんでる
小山田智花 須賀川市立阿武隈小学校三年
秋の鳥バレエのように木の上へ
遠藤陸 須賀川市立柏城小学校三年
北風がふくと木たちが歌いだす
小針果歩 須賀川市立白江小学校三年
氷柱はね光るきれいな太陽だ
若狹一陽 須賀川市立第一小学校四年
雪だるまとけないまほうをかけたいな
岡部紬生 須賀川市立阿武隈小学校四年
冬がきたぼくの鼻先トナカイだ
佐藤嵐士 須賀川市立阿武隈小学校四年
ふわふわのほうきに見えるすすきのほ
熊田翔太 須賀川市立柏城小学校四年
カマキリのはねいつひらくいまひらく
若松柊翔 須賀川市立柏城小学校四年
初めてのセリなべ大人の味がした
鈴木創志郎 須賀川市立白江小学校四年
緑の葉まっすぐ一列ねぎ畑
小抜柔心 須賀川市立義務教育学校稲田学園五年
夏の海ざぶざぶぼくらよんでいる
秋山悠翔 須賀川市立柏城小学校五年
うつくしい刀のような生さんま
森藤紗穂 須賀川市立長沼東小学校五年
さつまいも根っこのあとがならんでる
吉田彩乃 須賀川市立長沼東小学校五年
源吾ねぎけんかにまけてまげられた
石井絵奈 須賀川市立白江小学校五年
白い雲近く感じる冬の山
能登敦之芯 須賀川市立白江小学校五年
六時半起きても二度寝冬至かな
橋本結絆 須賀川市立第三小学校六年
少しだけ友達気分雪だるま
本間翼 須賀川市立阿武隈小学校六年
白鳥の大きなつばさすきとおる
栁沼心春 須賀川市立阿武隈小学校六年
あげはちょうとなりを歩く帰り道
小林彩葉 須賀川市立柏城小学校六年
算数にイチョウの形出てきそう
菅谷勇太 須賀川市立柏城小学校六年
ブランコが見えないだれかと遊んでる
橋本芽愛 須賀川市立柏城小学校六年