令和5年度 須賀川市俳句ポスト第2回入選句
令和5年9月から令和6年1月にかけて、4,577句(2,046人)の投句がありました。1月29日に選句会を開き、一般の部で3句、子どもの部で37句が入選句として選ばれました。
<一般の部>
刈田から刈田へつづく大鳥居
猪越千代 福島県須賀川市
内側へ子も輪を作る盆踊
関根邦洋 福島県須賀川市
小鳥くる俳句の街の投句箱
塩田和子 福島県岩瀬郡鏡石町
<子どもの部>
ゆきだるまてあしをつけてうごくかな
黒田愛津美 須賀川市立第一小学校1年
さむいあさふとんのしまにすみたいな
磯﨑柊有 須賀川市立第三小学校1年
ままみててなんかいとべた二十とび
柏原悠李 須賀川市立第三小学校1年
こうえんでべにてんぐたけみつけたよ
関根太陽 須賀川市立阿武隈小学校1年
はっぱがねさめのほねにみえてきた
矢吹逞真 須賀川市立柏城小学校1年
かいだんにあったどんぐりつるつるだ
二瓶怜那 須賀川市立白江小学校1年
すべれたよぼくはリンクのペンギンだ
川村旭大 須賀川市立第一小学校2年
スイカわりふらふらふらふらしてるだけ
牧野実緒 須賀川市立第二小学校2年
あまがえるかさがほしくてないている
佐浦あさひ 須賀川市立西袋第二小学校2年
ばあちゃんちほしがきのれんおでむかえ
花見望乃 須賀川市立阿武隈小学校2年
きた風にはっぱ一まいしがみつき
南啓太 須賀川市立阿武隈小学校2年
あきのくもとりのかたちにかわったよ
益山那奈 須賀川市立柏城小学校2年
いわし雲空がきれいだ海のよう
半沢紗菜 須賀川市立白方小学校2年
冬のなべとうふをゆっくりあつくする
角張朱理 須賀川市立第一小学校3年
さざんかと犬とわたしがおどってる
金子真奈 須賀川市立第二小学校3年
ドブがいが土にもぐるよひっそりと
佐藤蓮 須賀川市立西袋第二小学校3年
スキーしてびゅんびゅんとんでサメみたい
髙田淳平 須賀川市立阿武隈小学校3年
しもばしらふむとブツブツしゃべってる
橋本翔 須賀川市立阿武隈小学校3年
すすきがね足をそわそわくすぐるよ
木船里南 須賀川市立白方小学校3年
にくずれた大根母の味がする
鈴木創志郎 須賀川市立白江小学校3年
雪だるま次の日見たら泣いていた
関根結叶 須賀川市立西袋第一小学校4年
じきゅう走いっしょに走る赤とんぼ
薄井心菜 須賀川市立阿武隈小学校4年
いわし雲川にきれいにうつってる
小林瑛祁 須賀川市立柏城小学校4年
秋の鳥にんじゃのようにつぎの木へ
御代田漣音 須賀川市立柏城小学校4年
冬休みうかんでは消える俳句かな
北畠悠惺 須賀川市立第一小学校5年
よく見える冬の空気のうつみね山
鈴木陽介 須賀川市立第一小学校5年
カワセミを双眼鏡でのぞく夏
橋本茉衣子 須賀川市立第二小学校5年
流れ星あせってしまう数秒間
滝田美莉杏 須賀川市立柏城小学校5年
あざやかなおせちに込めた祖母の愛
小山綸千花 須賀川市立第一小学校6年
手ぶくろでこわばる体ほぐれてく
佐藤愛珠 須賀川市立第一小学校6年
白い息ぼたんもじっとたえている
澤村悠斗 須賀川市立第一小学校6年
ナイスボール兄に言われた冬うらら
中島誠人 須賀川市立第一小学校6年
自転車で桜トンネル走りぬく
上野紗愛 須賀川市立西袋第一小学校6年
自転車で秋の夕日をかけぬける
溝井雄俐 須賀川市立大東小学校6年
手におさまる小さな森のえのきだけ
大塚瑠衣 須賀川市立白江小学校6年
冬りんご切って生まれた赤い耳
本田悠人 須賀川市立白江小学校6年
白方の秋の足音すぐそこに
矢部りりい 須賀川市立白方小学校6年