収蔵作品展「須賀川を訪れた俳人たち」 関連事業「100年を寿ぐ~シリーズ連句の試み」
2022年、俳誌「桔槹」は創刊100周年を迎えます。当館では、それを記念し収蔵作品展「須賀川を訪れた俳人たち」を開催しています。俳句はもともと俳諧連句の発句が独立したものでした。連句は複数の人が、五七五、七七と詠み合います。
本企画は、桔槹ゆかりの人物の作品を発句(五七五最初の句)とし、半歌仙(十八句)を五回にわけて巻いていく試みです。
◆第1回 2月25日 桔槹創立同人、須賀川牡丹園園主であった柳沼破籠子(明治8年~昭和14年)の句を発句としました。
◆第2回 3月11日 桔槹吟社創立同人、俳諧の研究者としても知られた矢部榾郎(明治8年~昭和14年)の句を発句としました。
◆第3回 3月25日 明治の須賀川俳諧の宗匠だった祖父を持ち、桔槹吟社創立同人である道山草太郎(明治30年~昭和47年)の句を発句としました。
◆第4回 4月22日 桔槹選者であり、後進の指導に努めた鈴木薊子(1902-1987)の句を発句としました。
◆第5回 5月27日 桔槹選者を務め、須賀川市史の編纂にあたった髙久田橙子(1912-1996)の句を発句としました。