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テーマ展「碧梧桐と虚子」

2021年12月22日 ~ 2022年2月17日

河東碧梧桐と高浜虚子はともに愛媛県松山市の出身。近代俳句の革新者正岡子規の後輩に当たります。二人は子規の俳論で激賞され、若手俳人として有名になりますが大きく道を違えていきます。

後年になり、俳句で対立した二人でしたが、その友情は終生変わることはなかったといいます。昭和12年の碧梧桐の死に際して、虚子は「碧梧桐とはよく親しみ、よく争ひたり」と述べ、次の追悼を詠んでいます。

たとふれば独楽のはぢける如くなり

須賀川と碧梧桐

明治26年正岡子規が芭蕉の足跡を慕って、須賀川を訪れ、道山壮山宅を訪ねています。同じく河東碧梧桐は、明治39年に「三千里」の旅程で福島を訪れ、道山壮山宅を訪れました。

この夜は、勝誓寺の岡部句童(宗城)宅に泊まりました。

碧梧桐の日本派俳句の影響を受けて明治39年に「須賀川乙夜会」が発足しました。

 

本テーマ展では、当館収蔵作品と個人蔵の貴重な作品をご紹介します。

その他、冬の歳時記の作品を展示しております。

 

(おもな展示作品)

遠山に日の当りたる枯野かな 高浜虚子

水仙に水させば我明かなり  河東碧梧桐

 

一月の川一月の谷の中    飯田龍太

白鷺に逢ひし一事や初詣   原コウ子

(個人蔵)

(個人蔵)

展示期間 2021年12月22日(水)から2022年2月17日(木)

休館・火曜日 年末年始・12月28日~1月4日

場所 文化伝承の間 9:00~17:00

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