テーマ展「牡丹焚火」
2021年11月15日 ~ 2021年12月6日
須賀川の初冬の行事である牡丹焚火を詠んだ句を展示しております。
牡丹焚火は11月の第3土曜日に須賀川牡丹園で行われる初冬の行事です。大輪の花を咲かせてくれた牡丹に感謝し、その枯れ枝や樹木を焚いて供養します。夕暮れが闇へと移る時刻、焚火の炎がむらさき色を帯びながら燠へと変わっていく様子は幻想的であり、多くの人々の心を魅了します。
昭和53年には冬の季語として歳時記に収蔵され、たくさんの俳人たちが訪れる歌枕となりました。
(おもな展示作品)当館蔵
みちのくの闇をうしろに牡丹焚く 原 裕
音もなくあふれて牡丹焚火かな 黒田 杏子
雲水にあふも牡丹を焚く日なり 髙久田橙子
牡丹供養終りし顔を寄せ合へり 青柳志解樹
幽明のさかいに牡丹焚火かな 恩田侑布子
(当館蔵)
(当館蔵)
(当館蔵)
展示期間 11月15日(月)から12月6日(月)
休館 火曜日(祝日の場合は翌平日)
場所 文化伝承の間 9:00~17:00