テーマ展
2021年6月7日 ~ 2021年7月19日
6月から7月にかけて、日本では長い梅雨の季節を迎えます。そこで今回の「季節をうたう」のコーナーは、雨をはじめとする「水」に関わる作品を中心に展示をしています。
今回の展示作品は小さな生き物の俳句も多くあります。「でで虫」や「猫」「目高」「にごり鮒」に寄せるそれぞれの作者のやさしいまなざしにもぜひご注目ください。
梅雨晴れや久遠の銀河まのあたり 矢部榾郎
夏かけてうるむ野の星山の里 道山草太郎
雷や猫かへり来る草の宿 村上鬼城
風鈴や雨の山河に人濡れて 岸本尚毅
でで虫の寂かに角をふりしかな 髙久田瑞子
また、松尾芭蕉が「おくのほそ道」で6月9日(陽暦)より須賀川に八日間滞在した時期に合わせて、芭蕉・曽良・等躬三子三筆詩箋(複製) 他、おくのほそ道ゆかりの作品を展示しております。
展示期間 6月7日(月)から7月19日(月) 休館 火曜日
場所 文化伝承の間 9:00~17:00